点Nの軌跡

競プロの話または日記

ひとりで行きにくい場所にふたりで行った話 メイド喫茶とスイーツバイキング編

男は思った。「メイド喫茶メイドさんを眺めながらお茶を楽しみたい」と。

男は思った。「スイーツバイキングで甘いものをお腹いっぱい食べたい」と。

男たちは思った。「だが、ひとりでは行きにくい」と。

点N:大学生。スイーツバイキングに行きたいと思っているが、ひとりでは行きにくい。僕。

グレタ:社会人。点Nの高専時代の同期。メイド喫茶に行きたいと思っているが、ひとりでは行きにくい。いやこいつは僕と違ってその気になればひとりで行ってたと思うけど

計画

しょっぱなから申し訳ないのだが、ここだけ書くのをさぼっていたので全然思い出せない(3か月以上前の話なので)。お互いこういう場所に行きたいという話をしていて、何かの拍子にじゃあふたりで行こうということになった。お互いがお互いの心理的な盾になれるし、僕もグレタも相手の行きたい場所に多少の興味があった。実行に関してはグレタのほうが積極的だったような気がする。まあ、スイパラよりもメイド喫茶のほうが「人生で一度は行ってみたい度」は高いだろう。

多忙なグレタと暇な僕が相談し、最終的に立てたプランはこちら。ワンダーパーラーにはグレタが30分ほど心の準備をしたのち電話で予約を入れ、スイパラには僕がネットでサクッと予約を入れた。予約状況の関係もあったが、スイパラはあえてアウェイ中のアウェイと思われる原宿店を選択した。

5月28日(土)

12:30 池袋駅29番出口

13:00 池袋ワンダーパーラー

16:00 スイーツパラダイスSoLaDo原宿店

集合

遅寝遅起き生活を送っていた僕にとって12時半とはすなわち普段の起床時刻を少し過ぎたぐらいの時間帯である。つくばから東京までは何をどうやっても1時間以上かかるので、この日ばかりはきちんと目覚ましをかけて起きなければならない。5時からアラームの波状攻撃を仕掛け、無事6時に起きることに成功した。起きたらとりあえず昨夜サボったお風呂に入って洗濯機を回しつつ朝ご飯のロールパンを野菜ジュースで流し、洗濯が終わりしだい干して家を出る。グレタと前回会った時お土産にヘルエスタ名物うなぎパイを貰ったので何か買っていこうと思い、つくば駅で適当なお土産(芋のなんか、安めのやつ)を買って、帰りのTXの格安券を買ってバス乗り場へ。この格安券を使うと通常1210円が970円になるので買わないわけにはいかない。

土曜朝のつくば駅前。向かいに筑波山行のバスを待つ人が列をなしている

バスが来た。関東鉄道とJRの2種類のバスがあり、今回は後者

高速バスの出発は10時半。1時間と少しで東京駅に着く。土曜ということもあっていつもより座席は混雑していた。僕の隣にはおばあちゃんが座り、ペンを片手にナンプレを解いていた。バスに揺られながら、寝て、起きた。おばあちゃんのナンプレはそこまで進んでいないようだった。どれぐらい難しい問題を解いていたのかはわからないが、こういうのはじっくりゆっくり楽しめる難易度がちょうどいいのだろう。

バスの窓からはスカイツリーがよく見える

東京駅の日本橋口に降り立ったら、地下鉄丸ノ内線に乗り換える。山手線しか知らなかったころの僕とは違う。こっちのほうが速い。でも丸ノ内線の乗り場までが遠いんだよな、どっちがよかったんだろう。

東京駅日本橋口。帰りのバスは八重洲南口から出るが、TXのほうが安いので使わない

地下鉄に揺られること十数分、池袋駅に到着したのだがここからが長かった。29番出口を探して行ったり来たり出たり入ったり、スマホを見て駅の案内を見て、29番出口に到着したころにはほぼ定刻。駅本体から道路を挟んで向かい側だとは思わなかった。グレタと合流し、今日このあとの予定に対する期待と不安を共有した。

29番出口。グレタがいたのだが気づかなかった

ワンダーパーラー

まずは先攻・グレタのターンである。池袋駅から歩いてだいたい10分、帝京平成大学のすぐ近くの路地を少し入ったところに目的の喫茶店はある。メイド喫茶というと真っ先に思い浮かぶのはピンクの衣装に身を包んだメイドさんがオムライスにおいしくなる魔法をかけてくれるやつだが、こちらのお店はそうじゃないほうのメイド喫茶。落ち着いた雰囲気の空間でお茶を楽しむ場所である。

おそらくグレタは移動に不慣れな僕が10分程度遅刻することも想定したスケジュールを立ててくれていたのだが、僕が無事定刻に到着したのもあり、まっすぐ行くと暇を持て余すことになりそうだったので、近況の話をしながらグレタの勘を頼りになんとなくで歩いてみることにした。だいたいこの辺だろうというところまで来たが店までは辿り着けず、万が一あさっての方向に進んでいたら取返しがつかなくなりそうになったところでスマホを確認した。結果かなりいいところまで来ており、右に曲がるべきところを左に曲がってしまっただけということが分かった。後ろを向くと電柱にワンダーパーラーの広告が。ふたりで惜しかったねと笑いあった。

思ったより惜しい位置にいたことが判明したためお店の前を通り過ぎて一旦撤退し、帝京平成大学を経由して公園でひと休み。グレタは大学の写真を誰かに送り付けていた。帝京平成大学出身の知り合いがいるらしい。公園にはなんか典型地雷女子みたいな人がいた。

豊島区立東池袋公園というそうです

予約の時刻が迫ったのでお店に向かう。外観を撮ろうとする僕にグレタは最初、「後からでもいいだろ」的なことを言っていたのだが、急に何かを思い出したらしく、手のひらを返して「今撮っておけ」と言い始めた。なぜかグレタは理由を言わなかったが、ここがメイド喫茶であることを考えれば、きっとメイドさんがお見送りしてくれるから撮りにくくなるんだろうなと思った。

ワンダーパーラー外観。今思うともう少し正面から撮ってもよかった気がする

着いた、お店の写真も撮った、あとは入るだけである。グレタがドアを開け、僕は後に続いた。緊張していたせいか席に着くまでの記憶があまりないのだが、予約していたグレタです、お待ちしておりましたこちらへ、みたいな会話がグレタとメイドさんの間で行われていたような気がする。椅子には手触りのいい良さげな布が敷いてあった。

当店のご来店は初めてなのでメイドさんから懇切丁寧なご説明を賜り、グレタと顔を合わせる。正直僕はかなり場の空気に圧倒されてしまっていたのだが、とにかく自分が注文するメニューを考えることにした。

僕にとってはこのあとに控えるスイパラがメインの用事であり、スイパラとはすなわちバイキングであるので、ここでお腹いっぱいになってしまうのはよくない。ということで紅茶とデザートのアフタヌーンセットにした。デザートは何種類か用意されていて、店内のボードに書いてあるものから選ぶ形。あまおう苺のモンブランに決めた。紅茶はもっと種類が多いので、紅茶のあれこれがよくわからない僕はメニューに書いてあるチャートを参考に決めた。人気の品種とかも書いてあるので何もわからん陰キャでもなんとかなると思う。ちなみに、これを書いている今の時点でもう何を頼んだか忘れてしまった。

一方のグレタはワンダーパーラー目的で参加しているので、悩む僕と対照的に事前対策ばっちりという感じだった。僕が注文を決めたことを確認すると、グレタはベルを鳴らした。あとで聞いたのだが、どれぐらい鳴らせばいいのかわからなくて不安だったらしい。僕もわからなかったので、鳴らしてもらって少し安心していた。

メイドさんがやってきた。グレタの注文はフードセットメニューで、料理は鶏のクリームシチュー、紅茶はカーニバル、デザートはごまと豆乳のモンブラン。鶏のクリームシチューはもとは限定のメニューだったようだが人気があって常設メニューになったらしく、グレタはこれを食べに来たとのこと。またカーニバルはお米さんのメイドティーで、たぶんこれもグレタのお目当て。お米さんのツイートめっちゃリツイートしてたし。メイドティーはそのメイドさんがいるときしか提供されないのだが、シフトは基本的に公表されていないので、運が良かったようだ。

無人のタイミングで撮った店内。奥のところでメイドさんが紅茶を淹れたりする

僕の注文が先に運ばれてきた。一杯目の紅茶はメイドさんカップに注いでくれる。ポットが冷めないためのカバーをして、熱いのでお気を付けくださいとの忠告をし、レモンと砂糖を置いてメイドさんは戻っていった。何回も見てるけど、戻っていくときにひざを曲げる(カーテシー、という挨拶らしい)のがかわいい。置き場所を定めるために利き手を聞かれることにグレタは感心していた。

グレタなんか待っていたらせっかくメイドさんがいれてくれたお茶が冷めてしまうので、先にいただくことにした。カップの下の皿って持つんだろうかとか余計なことを考えつつ、まったく手馴れていない動作でひと口。おいしい。紅茶のことなんも知らんけど。あと皿はべつに持たなくていいっぽいとグレタが教えてくれたのでもう持たないことにした。デザートのケーキもおいしいし、お皿にチョコで描かれたイラストがかわいい。このイラストはメイドさんのサービスである。

一口飲んでから写真を撮っていないことに気付いたので若干紅茶が減っている

少ししてグレタのクリームシチューが到着したのだが、グレタの様子がおかしい。話を聞いてみるとスプーンがないらしい。少し待ってみても運ばれてくる様子がないのでおそらくお店側のミスだろうと結論付け、通りかかったメイドさんにグレタがスプーンが欲しいと伝えたところ(ベル鳴らせばよかったと後から悔やんでいた)、すぐに持ってきてくれた。なんかそういう変化球ぎみのサービスの一環というよりはシンプルミスなんだろうと思うが、そういうのも含めて楽しむのがいいんだと思う。

グレタの注文。

グレタの注文2。

僕は二杯目の紅茶を注ぎメイドさんの言う通りポットが本当に熱かったので皆様もお気を付けください)、お皿のチョコ絵もケーキも崩さぬよう集中しながら、ゆっくり食べ進めていった。

クリームシチューを食べ終えたグレタにも紅茶とデザートが届き、だんだん場の空気に慣れてきた僕はグレタと互いの近況を話しあった。引きこもり大学生の近況なんて面白いものではないが、それぐらいしか話題がないのでやむを得ない。グレタが紅茶に蜂蜜を入れるときの目つきがやけに真剣なのでそう言ったら、仕事の癖が出てしまっているのかもしれないと言っていた。どうやら彼は機械に慎重に油を注ぐ仕事をしているらしい。

参考画像(後日単独で行ったグレタ提供)

なんやかんやで滞在可能時間の90分近くが経過したのでお店を出ることにした。お金はグレタが払ってくれた。ポイントカードを(せっかくなので僕のぶんも)作ってもらい、メイドさんのブロマイドを受け取った。

レジまわり。グレタ撮影

入店前の予想通りメイドさんにお見送りしてもらってお店をあとにした。グレタによると我々が見えなくなるまでお辞儀していたらしい。ちゃんとしてる。

この日のためにグレタは入念な下調べをしていたのだが、ブロマイドをもらうことを忘れていたらしく、持ち運ぶうちにへしゃげてしまわないよう、近くの百均に行ってそういうのを保存するための透明で固くて薄いやつを買った。百均が地下にあるのが都会だなぁと思った。道路には知らないアイドルが中で歌い踊るバスが走っていた。

これに乗ってパフォーマンスするのちょっと怖そう

スイーツパラダイス

後攻・点Nのターン。スイーツパラダイス、通称スイパラ。都内と各地方の主要都市に分布する、スイーツ食べ放題のお店。女性客が圧倒的に多く(事実)、成人男性が単独で入るには強い心が必要である(個人の見解)。

ワンダーパーラーをニコニコで退店してから30分、時刻は15時。ここから1時間後にスイーツバイキングというのは若干予定を詰めすぎてしまったような気もしたが、予約したからには向かうしかない。

というわけで、まずは池袋から原宿への移動である(池袋にもスイパラはあるのだが、2日前の時点で予約がいっぱいだったので避けた)。集合時、1時間半あるし歩くのもいいかもねなどと言っていたが、池袋から原宿は思いのほか遠く、シンプルに不可能だったのでおとなしく山手線に乗ることにした。道中池袋のスイパラの前を通ったのだが、案の定列ができていた。

休日午後のやや混みぐらいの山手線に乗って数分、原宿駅に到着した。目指すスイパラSoLaDo原宿店は竹下通り沿いに歩いて行くだけで着く、のだが。

休日の原宿を舐めていた

レインボーカラーの綿菓子や、ちょっとした武器になりそうな長さのトルネードポテトなど、食べやすさを犠牲に"映え"に全振りしたような食べ物たちと、それに負けない派手な人たちが視界に入った。

やがて右手にスイパラのあるSoLaDoが見えてきた。予約の時間まで少し時間があったので通りを抜けたところまでいったん避難して、ふたりで竹下通りを歩いてみた感想を話し合った。内容は到底ここには書けない。

スイパラはここの3階

5分前になったのでスイパラに向かった。奥の階段から上に行く必要があるのだが、建物の構造がよくわからなかったので1階を突っ切ることにした。どこを見てもガールズファッションの店で、どう見ても用のない陰気な男ふたりが高専の真逆みたいな男女比の空間を歩くのはかなり気まずかったので、急いでフロアを突っ切った。

外の階段で3階に上るとそこはいよいよスイパラ。入り口から続く行列が階段まで伸びており、列を構成するのはやはり若い女の子であった。足元のこれ(下画像)を見て、一瞬、スイパラって男性のみのご利用不可だったっけと思ってしまった。そんなことはないし、これはスイパラ横にあるトイレの待機列表示である。

こういうものにもびびってしまう

幸運なことに、並び始めてすぐ我々の後ろにやや年配の夫婦が並んでくれたため、非常に心強かった。自分たちはここにいていいのだと、心から思えた瞬間であった。

スイパラ入口。女の子がたくさん並んでいて引きの写真は撮りにくい

勝手がわからないので予約していたが、特にそれで優先的に入れるというようなこともなく、普通に順番通り案内された。おすすめバイキングのチケットを2枚購入したのち、およそ10分遅れで店内に入り、店員さんからの簡単な説明を右から左へ受け流すと、いよいよ80分間のバイキングが始まった。開始時刻は16時15分だったので、終了は17時35分。

記念すべき1皿目。16時24分。仕方のないことだが、取りに行くときに手袋しなきゃならないのがちょっとめんどくさい。とりあえず王道っぽいケーキを中心に取った。ムースの類は酸味があって、甘いばっかりにならないのがちょっと助かった。

ケーキ右からふわふわショート・チョコレートケーキ・ミルクレープ。小さいのは手前からティラミス・プチ抹茶ムース・プチベイクドチーズ・プチブルーベリームース

ドリンクはアイスコーヒーを選択した。甘いものはどちらかというと得意だと思っているが、さすがに甘味を打ち消さないとケーキバイキングはやってられない。

ちなみにこのミルクレープ、ホールの最後の1カットだったのだが、以後補充された様子がなく、結果として最後の1個だったらしい。にじさんじのB級バラエティ(仮)第23回によればミルクレープは手間のかかるケーキだそうで、大量に生産するのが難しいとのこと。食べることができてよかった。


www.youtube.com

バイキングが始まってしまえばこちらのもので、皿の上のものを食べていれば周囲の客は気にならない。飛ばし気味だったのでグレタに若干引かれつつ、1皿目を完食。

続けて2皿目。16時41分。まだまだ余裕だったので多めに取ってきた。めっちゃ食うやんみたいなことをグレタが言ってきた気がする。めっちゃ食ったほうがいいだろバイキングなんだから。

スイパラのケーキは一切れがかなり小さいため、たくさんの種類が選べるのがよい。その半面、取りにくいし皿に立てにくいから盛り付けが大変なことになるのだが。

公式サイトに載ってないものが多いので紹介はあきらめます

3皿目。16時57分。さすがに甘さと油できつくなる。食べたいものは2皿目までに取っておくべきである。

大きいケーキが如実に減り、小物が増えている

そういえば、スイパラは通常のバイキングのほか、事あるごとに何かしらとコラボして限定のメニューを販売しており、それを目的に来店する客も多い。僕たちの周囲でもそれっぽいものを食べている人がいて、そういう人たちどうしの交流のようなものを少しだけ垣間見ることができた。

4皿目、17時11分。甘いものがきつくなったのでスパイシースイパラカレーでいったん休憩。今求めているのはルーの辛味であって米に用はないのだが、いちおう気持ち程度に米も食べた。ルーだけ食べるのはなんというか、RTA走者みたいな感じになっちゃうし。

甘いものラッシュの後のカレーはうまい。ちなみにパスタはほぼ絶滅状態だった

5皿目、17時24分。4皿目の時点でかなり満足だったのだが、もう少しだけ食べておきたくなってしまった。

ピーチゼリー以外すべてが僕にとどめを刺した

カレーを挟んでお腹も復活したかに思えたが、体はしっかり甘いものを受け付けなくなっていた。正直ひと口食べた時点で取ってきたことを後悔したが、コーヒーで脳を騙しながらどうにか時間内に食べ終わった。せっかくアイスがあるんだからアイスにすればよかった。

初めてのスイパラだったが、僕としてはおおむね満足であった。一部の食べ物の補充が間に合っていなかったり、洗い方が雑に思える皿があったり(女の子多い店でそれはちょっとどうでしょうという気持ちにはなった。ご時世的な心配もある)と、店を回し切れていない様子は見られたが、まあいいとしよう。食べ放題時間の80分は思ったより短かったが、時間を持て余すでもなく食べ足りないでもない、かなりいい感じの時間設定に思えた。

ちなみにグレタは昼のクリームシチューが効いていたのか、最初にケーキを一皿食べたのと途中でカレーを一皿食べたぐらい。さすがにメイド喫茶のそれのほうが美味しいと思うが、ここでも紅茶を飲んでいた。後で聞いた話だが、グレタは別に甘いものが得意なわけでもないらしい。なんで来たんだ。

解散

YouTuberを名乗る調子こいた怪しい若者に声をかけられつつも完全に無視してなんとか竹下通りを脱出し、(主に僕ひとりが)かなり苦しかったので日比谷公園でひと休み。公園内には外国人が沢山いてワイワイしていた。上空を飛行機がたくさん飛んでいた。

飛行機その1

飛行機その2。もう何機か飛んでいた

日比谷公園には長いベンチがあり、競技プログラマーなら誰もが知っている(解けるとは言ってない)あの問題を思い出さずにはいられない。腹の中のケーキに苦しみながら、グレタに一方的に競プロの話をしつつ園内を軽くぐるっと回った。公園の出口のところに駆け出しの大学生シンガーがいた。ミュージシャンとして大成するかは知らないけど、そのメンタルがあるならこの先どうなろうときっとお前ならなんとかなる、などとやや悪口寄りのコメントをふたりで言いながら原宿駅に向かった。道中、ボンゴとコンガってごっちゃになるよねという話をした。大きいほうがコンガ。

非常に細長いベンチがあります。

池袋駅のコインロッカーに荷物を預けたグレタについて戻り、構内で迷いまくりながらもどうにか荷物を取り出し、くたびれた足で少しパルコをうろついてから解散した。グレタは何かに感化されたのか、どこかでティーポットと紅茶の茶葉を買ったらしい。なお、翌日さらに同期二名を加えて遊びに行ったりもしたのだが、ここに書くことでもないので割愛。

その後

あれ以来グレタとは会っていないのだが、ツイッター見る限りあいつめっちゃワンダーパーラー行ってる。働いてない僕が言うことでもないのだが、破産だけはしないでほしい。