点Nの軌跡

競プロの話または日記

ICPC2020国内予選

参加記。

チームkibisi(2019につづき2回目、メンバー変更なし)

  • pointN AtCoder青(当時は青でした。今は水です)
  • wakasuki AtCoder水 AOJ-ICPCの~400をすごい埋めてた
  • ngng AtCoder

暖色1人もいないけど、これでも校内最強の3人のはず(もっと流行ってくれ)。

わが校からの参加は我々のみなので、39位までに入れればよし。問題セットにもよるけど可能性はゼロではないだろうという感じだった。2019セットなら確実に4完できる実力ではあった。

今年は並列に作業できるので事前に分担を考える。おそらく手に負えるのは最高で前半4問ぐらい。ボーダーは高速3問か4問のはず。レートの昇順にABCをやってDをどうにかするか、pointN-AD、ngng-B、wakasuki-Cか。どうせ4問解かないとダメだろうということで後者。僕がAを解く間に、wakasukiがDのほうが得意そうと判断するならswapの可能性もあり。

全員同じ空間での参加。時間になってコンテストサイトのリロードをかけたらなんか落ちてるっぽい。しばらく嫌な時間が流れたが、10分ぐらいで復旧した。CTFが始まったわけじゃなさそうで一安心。

とりあえずAを開く。最近のAの感じとちょっと毛色が違うように見えたけどそれだけ。簡単。一瞬バグったけどどう見ても言語仕様の勘違い由来なので安全に書き直して通す。AC。この間にwakasukiからDが構文解析だという嫌な知らせを聞いていた。考察無の構文解析オンリーなら何とかなるけど果たして。

Dを見る。は?これは何ですか?制約間違ってません?bitDPで解けるんですかこれ、へぇ~。分かりません。Eも見た。DPっぽいけど…

ngngからBがUnion-findの問題だと聞く。マジで?今年むずくね?

Cのwakasukiも悩んでた。数学問。ざっと見たけど自分もわからない。計算量が爆発する解法は書けるけど、終わるのかすら危うい感じがした。

Bの提出がWA報告あり。早解きの線は消えたっぽい。

ここからはヘルプに入ったりなんだりでぐちゃぐちゃした。Bが解決してなさそうなので後から自分がヘルプに入った。一回消してもらって口頭でプログラムを指示。なんでバグってたのかは分からんが通る。BもAC。

Cの解法が一生浮かばなそうなのでとりあえず計算量のでかい解法を僕が書くわということに。実行時間制限は普段の数千倍あるし、何とかなってくれ。怖いのでwakasukiに同じコードを投げて出力を観察した。この感じ、AC解法でありさえすればまあ何とかなるやろ。

それ以外の進捗がないまま数分か十数分か数十分かしてCの実行が終わる。1ケース目が通る。これで押し切る方針を固める。2ケース目を回す。

それ以外の進捗がないまま数分か十数分か数十分かして実行が終わる。AC。DかEを通さないと絶望的な状況だが全然浮かばない。話し合っても無理なものは無理で、後は椅子が温まるだけの時間。

終了。遅めの3完。上位陣が世紀の大不正をしていてそれが奇跡的にバレない限り通過できない。

ABCを3人でレートの昇順に対応して、全員バグなく実装できて、僕がCの想定解を即座に諦めて計算量悪い解ぶん回していたとして、それだったら間に合っただろうか。それでも無理だったかもしれない。

夜も遅いので近くのお店に行こうとしたのだが閉店してた。8時に閉店するな。仕方ないのでスーパーで調達して屋外で食べた。さみしい夜だった。

全員今年で卒業だし、別々の進路なので、このチームとしてはこれが最後の戦いだった。横浜行きたかったな。

僕が観測する限りAtCoder緑以上(もしかして茶色以上すら?)の後輩はいないし、しばらくうちの学校からICPCに出る人はいない気がする。いつかうちの学校から国内予選を突破する程度に強いチームが出てくれるといいけど、気長に待たないといけないっぽい。

来年以降も続けるつもりではあるけど、それには今の実力では全然足りないので精進しないと。