点Nの軌跡

競プロの話または日記

阿波踊り直前の徳島を歩く

阿波踊りはその名の通り阿波の国、今でいう徳島を発祥とする盆踊りである。日本三大盆踊りのひとつ(あとどこだよ*1)であり、また四国三大祭りのひとつ(よさこいと、あとどこだよ*2)にも数えられる。

毎年徳島市で開催される徳島市阿波おどりは特に盛大なものであり、訪れる観光客の数は100万を超える年もあったという(徳島市民の総数は約25万である)。

2024年の徳島市阿波おどりは8月11日から15日にかけて行われたのだが、ちょうどその直前の6日から10日にかけて徳島を訪れていたので、そのときの記録を残したいと思う。といっても、私的な旅行ではなく大学での活動の一環であるので日中は旅行らしいことはできていないのだが(私的な旅行なのに阿波踊りの時期をスレスレで外すわけ、ないだろ)。

Day1 移動

8月6日。つくばから徳島に行くには素直に飛行機を使うのが早い。地元の空港広島空港がきわめて不便な場所にあり、普段飛行機に乗る機会がないため、実に高3の修学旅行(台湾)以来5年ぶりとなる(パスポートの更新がまずい気がしている)。ついでに言うと、一人で乗るのはこれが初めてである。

例のごとくつくばからTXで秋葉原へ。山手線で浜松町まで行けば、あとは東京モノレール一本で羽田に着く。このためにわざわざ買ったスーツケースをそれらしい場所に置き、窓の外を眺めながら(天王洲アイルってあの辺なんだ)快速に揺られること約20分。羽田空港第二ターミナルに到着した。

さて、空港に着いたら搭乗券を発行せねばならないのだが、どうやら振り込み時に表示される重要な(そして受付メールに書かれていない)番号が必要とやらで少々面倒なことになった。ANAのお姉さんにマズい旨を相談すると人が対応している長蛇の列に並ばされたが、待っている途中で写真フォルダにその番号が表示されている画面の写真があることに気づき、無事に機械で搭乗券を獲得することができた。この私がこれほど重要なものを本当に失念しているわけがないのだ。

スーツケースを預け、保安検査を無事に掻い潜り、搭乗口がある建物までのバスに乗る。初めてでもなんとかなってよかった。

出発まで暇だったので建物内をうろついてみたりもしたが、あまり面白いものはなかった。念のためトイレにも行ったのだが、最近の洒落た建物にありがちな秘匿性ゼロのタイプのやつだったような気がする。嬉しくないので早いところ廃れてほしい。

行きの飛行機

座席は窓際の翼が見える位置だった。窓に空いている小さな穴はなんだろうか。まあなんか気圧のアレやろ*3

窓から翼がよく見える

羽田HNDから徳島TKSまでのフライトは1時間と少し。 目の前のモニターをいじり、サービスのジュースを飲み、外の景色を見て、飛行機の羽がしなったりトランスフォームしたりするのを眺めていればあっという間である。上空の大気がやや不安定だったようだが、無事に飛行機は徳島阿波おどり空港に到着した。前方に座っている子どもが見ていた映画はおそらく面白いシーンにさしかかったあたりだろうか。

モニターいっぱいの阿波踊り、阿南高専の作った阿波踊りロボなど、阿波踊りアピールの激しい徳島空港からはバスで徳島駅前まで移動。同じ用事で来ている人が多いので乗車できるか不安だったが、ギリギリ補助席に乗ることができた。

Day1 夕方

軽く*4駅ビルを散策したあと、重たい荷物をパージするために一度ホテル(東横イン徳島駅前)にチェックイン。部屋で簡単に駅近辺の情報をスマホで調べ、ふたたび駅前に戻ってきたのが17時過ぎ。今日と最終日以外は行動が大きく制限されるため、このままホテルのベッドで力尽きるわけにはいかない。

徳島駅

阿波踊りが乗っかっている駅前のポスト

まずは駅ビル内の和田乃屋で滝の焼餅を食べる。滝の焼餅は徳島の歴史ある和菓子で、菊の紋が押されているのが特徴である。味はシンプルな白のほか抹茶と胡麻の計3種類あり、どれも見た目通りの安心感のある味。あんこの甘さと冷たいお茶で少し回復し、この後の散策の準備を万全にする。

滝の焼餅とお茶

建物を出て、駅前から続くポッポ街商店街に入る。少なくないテナントにシャッターが下りており、かなりさびれた印象だったが、しかし駅前だけあって人通りはあり、気になる店もいくつか見つけた。

駅前側から見たポッポ街商店街

中ほどから後ろを振り返る

最後のほうまで歩くと案内が掲げられていた。かつてはフランチャイズアニメイトなんかも入っていたらしいが、数年前に移転、同時に直営化されるなどしたらしく、ここには残っていない。ちなみに直営化により各種キャンペーンで「アニメイト徳島を除く」という表示がなくなったのはインターネット上でそれなりな話題になったらしい。

むしろ生き残っている店舗に強さを感じる案内

18時。商店街を抜け、今度は踏切をまたいで駅の裏側に行ってみる。ちょうど電車汽車が煙を吐きながら出ていった*5

前からも後ろからも撮る

駅の裏には広大な徳島中央公園がある。武道館やら小学校やら博物館やらもあって構造がよくわからないが道なりに歩いてみることにした。

武道館

公園のトイレだが、ピクトグラム阿波踊り

公園の北側を歩いていると夕日が見えたので写真を撮った。大きな雲が出ているが、まあよしとする。

ぎりぎり夕日が見える

公園の北東にある助任橋すけとうばし*6で夕日リベンジのためしばらく待ってみたが、結果はさっきと同じ。

もう見た

引きつづき公園を散策。水場に鳥が集まっていた。

終始こちらを気にも留めなかった

階段の上には城跡などもあるらしいが、日も落ちてきていたため撤退。道中気になったものをまとめて載せておく。

父の像、藩祖の像、機関車、タイムカプセル、アンパンマン列車

Day1 夜

19時前。そろそろよい時間なので来た道を戻り、ここからは本日のメイン・眉山びざんをめざす。国道沿いは何度見ても阿波踊りムードである。

ここで踊るんだろうな

駅前。ここからまっすぐ歩く

駅前から南に750mほど進んだところにあるのが目的の阿波おどり会館眉山のロープウェイはこの建物の5階から生えている。

阿波おどり会館

暑い中歩いて喉が渇いたのでまずは1階の物産コーナーで涼むことにした。徳島の名産であるすだちのジュースを買い、会計を済ませてすぐに缶を開けた。

ジュースを飲んでいると、同じ用事で来ている後輩の一行がやってきた(あまり面識がないのでこちらは全然気づかなかったが)。軽く会話を交わしたあと、彼らは帰るようなのでとくに合流するでもなく、自分ひとりで上を目指すことになった。

似たようなドリンクいっぱい売ってた

あっという間に中身を飲み干した缶を捨て、建物の上へ。2階では無料で配られているうちわをもらった。装備が財布を入れる小さなバッグのみのため、この後ホテルに戻るまでずっと持ち運びに苦戦したが、暑さを多少和らげてくれた。

かわいい自販機(おへんろ。)、かわいくはない自販機(大谷翔平)、かわいい自販機(初音ミク

1000円と少しを払ってチケットを買い、少し待つとすぐにロープウェイがやってきた。アナウンスを聞き流しながら暗くなっていく徳島の街を見下ろしていると、ロープウェイは数分で展望台駅に到着した。

ロープウェイ

展望台へはさらに階段を上に。道中には阿波踊りポスターがところ狭しと貼られている。

徳島はufotableの拠点であり、代表の出身地でもある

眉山は日本の夜景百選にも選ばれた場所である。もちろん自分も夜景目当てでここまでやってきたわけだが、まだ完全に暗くはなっていないので先に軽く近くを散策。何やら建物の近くで写真を撮っている人がいたので、その人が去るのを待ってから見てみると、ここには日本に1000弱ある一等三角点のひとつがあったようだ。といっても学がないので測量のなんか大事なやつぐらいの認識しかないし、あまりコメントすることが思いつかない。

眉山の一等三角点(本質は左下の石)

さて、うろうろしていたらいい感じに暗くなってきたのでいよいよ夜景とご対面。徳島市街の明かりがきれいに見える。とはいえ、ここに限らず夜景というものは仲のいい友達か、可能なら彼女とかといっしょに来たほうが楽しいと思う。今回はそういう旅行じゃないので仕方なし。

眉山から見る徳島の夜景

展望台にはカップルが南京錠をかけるための場所があったり、横の無料休憩所内にはカップルで鳴らしたい感じの鐘があったりした。あと、眉華鏡まゆげきょうという大きなモニュメントがあったりもするのだが、これは使えなくなっていたようだった。

Fateの世界に阿波踊りはあるのだろうか

19時45分のロープウェイで下山したあとは夕食である。せっかく徳島に来たので初日の今日は徳島ラーメンの店に行くつもりなのだが、Googleの情報によると閉店(実際はラストオーダーのようだ)が20時30分のようで、少し早歩きで駅前方面へ戻る。

新町川にかかる橋を歩いていると、地面のタイルの模様が気になった。少し引いた位置からよく見てみると、

隙さえあればねじ込んでくる

隅々まで徹底している。

街では夕方からずっとどこからか阿波踊りのリズムが聞こえているのだが、その音が大きくなってきたのでそちらを向くと、本番にむけて練習している集団が見えた。

阿波踊りの練習風景

20時頃。本日のお店、中華そば萬里に到着した。内装は昔ながらのラーメン屋といった感じ。メニューは中華そば、餃子などいくつかのサイドメニュー、あとはビールと、かなりシンプル。店主が一人でやっているようなのでそれもそうか。中華そばは卵と肉の有無、そして大小を選べる形。こういうときに躊躇するのはよくないので、肉卵入りの大を注文。徳島ラーメンはスープの色によってさらに分類されるらしいが、見た感じこれは茶系と呼ばれるものだろうか。肉がしっかり入っていて美味しかった。阿波踊りの時期は営業時間に変更があるとの張り紙があった。

中華そば肉卵入り・大、1000円

このままホテルに戻ってもよかったが、明日から日中動けないので、地元のスーパーにでも行ってそれっぽいものを調達しておこうという気持ちになってきた。徳島の夜は早く、20時を過ぎるとたいていの店は閉まっているのだが、今からでも入れるスーパーを検索したところ、1kmちょっと離れた場所にはなるが深夜まで営業している店舗を見つけたのでそちらに向かうことに。

飲み屋の並ぶ繁華街を抜け、さらに歩くと目的のキョーエイ中央店。棚をあちこち見て回り、いくつかそれっぽいお菓子やお酒を買った。金ちゃんヌードルは一度手に取ったが別に地元広島でも買えるので棚に戻した*7。他にはヤクルトに似たスタミンという乳酸菌飲料が気になった*8

ポッポ街商店街近くの自販機や阿波踊り会館近くの自販機で見かけて気になっていた阿波踊り専用エナジードリンク(?)・アワライズがここで買えたりしないか少し期待していたのだが取り扱っていなかった。仕方がないので遠回りだが阿波おどり会館経由で戻ろうとしたところ、割とすぐに売っている自販機を見つけたので即座に買ってホテルに戻った。戻る道中アワライズのある自販機をもう一つ見つけた。

戦利品は以下の通り。これらは毎日少しずつ消費していった。ぶどう饅頭は薄い皮で包まれた餡を団子状に串に刺したお菓子、金のしずくは蜜の入った芋の饅頭である。

  • Theすだちサワー
  • 木頭ゆずチューハイ
  • POM愛媛かんきつミックス(愛媛だけど今年新発売だったので...)
  • アワライズすだちZERO
  • アワライズゆずすだち
  • ふどう饅頭
  • ぶどう饅頭塩あずき
  • 金のしずく

戦利品

ちなみにポケットに入れたiPhoneが計測したこの日の歩数は約23600歩。動き出しが少々遅いものの、徳島に着いてからは歩きっぱなしの一日だった。

Day2

8月7日。徳島滞在中、朝は東横インの無料朝食で済ませた。ICPCで訪れた横浜では麻婆豆腐が出ていたように、無料ながら若干の地域性があったりする。鶏肉(徳島の阿波尾鶏なのかは考えないことにする)とか、わかめの何かとか、フィッシュカツっぽいものとかがあった気がするが、寝ぼけているので記憶が定かでない。

滞在中の食事については初日に集めた情報と毎日の予定とをもとに計画をある程度まとめており、この日の昼はポッポ街商店街にある喫茶店TOMMYへ。ブラックベリーのケーキとソーダのセット(期間限定?)を注文した。

ブラックベリーケーキとブラックベリーソーダ、セットで750円

店内にはゆったりとした時間が流れており、地元のお客さんの会話をなんとなく聞きながら過ごした。あまり時間がなかったため少し時間を気にしながらになってしまったが、居心地のいい場所だったのでもう少しのんびりしていたかった。

夜は駅の近くにある洋食店、はなや食堂へ。店内に大きなランチの絵が飾られていたのと、赤と青のボードにびっしり書かれたメニューが印象的だった。店の前で何を食べるか散々悩んだにもかかわらず席に着いてからも少し悩み、結果としてバラエティセットを注文した。ベーコンエッグの乗ったハンバーグ、唐揚げ、チキンカツ南蛮にライスと味噌汁と漬物がついてくる。昼を軽く済ませたのもあって比較的空腹だったのだが、大ボリュームでお腹いっぱいになった。他のお客さんが食べているメニューも量が充実していた。

バラエティセット、1280円

自分は店の奥の方のカウンター席に座って食べていたのだが、偶然同じ大学の後輩グループが入店してきて、入口近くのテーブルに座った。席が遠いのもあってこちらには気づいていないようだった(目の前でお会計もしたが)。

Day3

8月8日。この日のお昼は駅前のショッピングセンター・アミコの地下にあるうどん店・ふなもと。サービスランチにはうどんのほかにおでんと爆弾コロッケなどがついてくる*9。麺が不ぞろいなのが特徴。コロッケは胡椒が効いていた。

サービスランチ770円

夜はイベントの懇親会で、少しだけ酒を飲み、寿司やサツマイモの天ぷら(鳴門金時であってくれ)などを食べた。

そういえばこの日は九州のほうで大きな地震があり、それを受けて気象庁から南海トラフ地震臨時情報が出された。徳島は特に何もなかったが、旅先にいるタイミングでこういうことが起きるのはあまり気持ちのいいものではない。家にいても嫌ではあるが。

明日はきっといいことある歩道橋

Day4

8月9日。お昼はポッポ街のカレー屋、だいきちカレーの徳Tokuランチ。初日に軽く見た感じ席数が多くなさそうだったので昼の行動時間が長めのこの日に訪れたが、やはり店に入るまで数分ほど待った。ライスはウコンと一緒に炊かれているらしい。揚げた野菜が甘くて美味しかった。

Mサイズ700円。映っていないがサラダもつくしコーヒーも飲める(飲むの忘れた)

夜。遅くなってしまい駅前で空いているのはどこにでもあるチェーンか、または一人で入るには厳しい居酒屋しかない状況。仕方ないのでホテル近くのローソンに行った。阿波踊りの関係でイートインが大量の飲み物で封鎖されていた。期間中は駐車場も封鎖するらしい。なけなしの徳島要素として、金ちゃんヌードルと、(徳島の店が監修した)豚バラマヨおにぎりを買い、ホテルに戻って食べた。

コンビニでお湯を注いでから5分が経過し(規定は3分)ややのびていた

金ちゃんヌードル、食べる前は食べたことないと思っていたのだが、食べたら食べたことあると思い出した。

余談ではあるが、金ちゃんヌードルを見るとCharlotte(2015年にやってたアニメ。徳島は特に関係ない)を思い出す。7話、最高ですよね。もう9年経つけど結局友利奈緒しか勝たんのですわ

Day5

8月10日。翌日から徳島市阿波おどりだというのに今日が最終日である。ANAからは空港が混むから早めに来いよとのメールが届いた。フライトは15時すぎなので、お昼ぐらいまでは自由時間である。とはいえ徳島市内でやりたいことはあらかた済ませているので、鳴門のほうに行ってみることにした。10時に大慌てでチェックアウトしたため渦潮を見るにはさすがに時間が足りないが、それは昔行ったことあるからいいか。

驚いたことにJR徳島駅は今でも自動改札機が導入されておらず、改札に駅員が立っている。時刻表を見ると鳴門行の列車は1時間に1本しか出ておらず、待つとなると相当なタイムロスになることがわかったのでJRを使うことは諦めた。仕方ないので駅前のバスターミナルでそれらしいバスを探すと、ちょうど鳴門方面のバスがあったのでそれに乗車した。当然だがバスでもICカードは使えない。

バスに乗りながら財布を確認すると、小銭は運賃に満たないほど少ししか入っていない。紙幣はもちろん十分な額を持っていたのだが、諭吉が少しと、流通し始めてから1か月しか経過していない柴三郎が数人。野口がいない。面倒なことになった。万札も新紙幣もこの手のバスの両替機には対応していない気がする。運転手にわけを話せば対応してもらえるかもしれないが、だとしても嫌な顔をされそうだし、本当にどうしようもなかった時が困る。苦肉の策として目の前のお婆さんに野口と柴三郎のトレードを交渉し、了承してもらった。

無事にバスから降りると、マスコットキャラの石像が出迎えてくれた。

うずひめちゃんとうずしおくん

鳴門のマンホール

商店街を適当に歩いてみたが、そこまでめぼしいものがなかったので駅前の大きなキョーエイを目指して歩くことにした。道中、公園があったので立ち寄ってみると、機関車が展示されていた。

撫養第3公園

C11 66

しばらく劣化が進んでいたようだが、有志の保存活動なども行われ、何か月か前には塗り直されたらしい。機関車の中にも入ることができ、そこには機関車を操る人形が座っていた。

内部のようす

公園が面している通りはちょうど開催中の鳴門市阿波おどり仕様になっており、バス停が一時的に潰されていたりした。

期間中、バスの運行経路から外れる鳴門駅西停留所

祭りは夜なので昼は無人

キョーエイに到着したのでいったん1階のスーパーで冷たいはちみつレモンを購入。空港までのバス移動に備え、千円札を崩して十分な量の小銭を入手することに成功した。

同じく1階にはとくもとという惣菜店があったが、すでに多くの商品が品切れのようで、名物らしい巻き寿司はなかった。また徳島市内の給食でおなじみのゼリーも見つけることができず(ケーキっぽいのはあったが)、結局何も買わずに上のフロアへ。

2階と3階は服や薬や少しのおもちゃといった、特に用のないよくあるそういうフロアだったので通過。最上階の4階はゲームコーナーになっていた。

田舎町のこの規模のスーパーの上階にありがちな少し古いゲームが並ぶ場所で、懐かしい気持ちになった。ドラえもんの運転するやつなんかもう何年も見てない。石ちゃんのグルメパニックって何。

カードは尽きたが未だ生き残っているドラえもんの運転だいスキ、人生で初めて見た石ちゃんのグルメパニック、日焼けしすぎているソーナンスがころんだ!、アームの軸がやばそうなカプリチオG-One、いつしか本物の風船を取り付けなくなったバルーンショット

時代を感じる筐体の中に黒炎の支配者*10が入っている温度差。阿波踊りの旅行客と思しき浴衣のグループも面白そうにゲームコーナーを見ていた。行ったときは誰もいなかったが、ゲームコーナーには小さい子向けの遊び場も併設されていた。人形が動きそうな時計が壁にかかっているのが気になった。実際に動くところは見ていないが。

ところでここにはかつてフードコートがあったようなのだが、今はその看板が残っているだけでもうない。いちおう写真の奥にあるのがそれで、中を覗いてみると石鹸のボトルや返却口と書かれた棚、余った割り箸などが確認できた。

今は数台の自販機とテーブルが置いてあるだけの休憩所になっている

キョーエイを出て駅に戻った。鳴門駅鳴門線の終着駅のため、線路はここで終わり。写真は撮っていないが外からでも終端部分を見ることができる。

鳴門駅。左手奥がさっきのキョーエイ

バス停には足湯がある。時間微妙だしタオルの用意がなかったし暑いから入らなかったけど。

画質が悪くて潰れているが足湯のところで風車が回っている

このあたりで何気なくTwitter*11を開いたのだが、ブラジルで乗員乗客が全員死亡する飛行機事故があったとの情報が目に入ってきた。国内線で乗客に死者が出る航空事故なんて長らく起きていないと認識しているが、今から飛行機に乗るぞというタイミングでこういう事故が起こるとさすがにちょっと怖い。

バスを待っていると自分と同じ用事で徳島に来ていた北海道の大学の人に話しかけられた。そのまま空港に戻るバスの中でも少し話をした。

空港に着いてのんきにラーメンを食べていたら保安検査の列が大変なことになっており、急いでお土産の金のしずくを購入。自分は初日に買った分をすでに食べているのでだいぶ無難な選択*12

渦潮ラーメン、1000円

自分用に徳島銘菓の小男鹿さおしかをどこかのタイミングで入手しようと思いつつここまで来てしまっていたのだが、空港の売店にはしっかりした大きさ(と値段)のものしか置いておらず購入を断念した。ちょっと心残り。

あとは、徳島滞在中にポスターなどで何度も見かけたししゃもねこ*13の何かしらとかも買っておいたら面白かったかもしれない。

金のしずくの箱を鞄に少々強引に詰めて列に並び、ゲートを通過して待つ。先に飛ぶ北海道行きの飛行機の客が揃わないのか空港のスタッフが殺気立っていたが、おそらく定刻から大きく遅れてなんとか飛んでいった。自分が乗る羽田行きの便は特に大きなトラブルもなく徳島を飛び立った。

さらば

機内サービスのジュースを飲んだ記憶はギリギリあるが、それ以外はほぼ寝ていた。羽田に着いてからはまぁ、特に面白いことはない。しいて言うなら通路が長すぎてウケたぐらい。

おわり。初日に全部やったおかげで結構楽しかった。

追記

東横イン徳島駅前すぐの交差点のモニターの横にデビルマンがいるの、今これ書きながらはじめて知ったんですけど、本当ですか?何回も通ったし何回も見たのに全然気づかなかったんですが…




この記事は吉田夜世『オーバーライド』をBGMに作成されました

www.nicovideo.jp

*1:西馬音内の盆踊@秋田と郡上踊り@群馬

*2:新居浜太鼓祭り

*3:気圧のアレであり、同時に結露のアレでもあるらしい

*4:といっても地下の土産屋まできっちり見ている

*5:徳島を走っているのは電車ではなく気動車である

*6:その名の通り助任川にかかっている。工事中で車が通れなくなっていたが歩くことはできた

*7:その割には食べた記憶がない

*8:どちらかといえば愛媛のようだが、四国の民に愛されている飲み物らしい

*9:何種類かから選べたはずだがこれ以外の選択肢は覚えていない

*10:2023年夏に出たポケカ

*11:青い鳥のままバージョンアップをしていない

*12:後日地元のお友達に配りました

*13:徳島生まれのキャラ。頭が猫で体がししゃものゆるいキメラ